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☆ ステップ 7.Zero (手放しの時)

    今、一切の「我」を手放し、「無」になってみる時です。

 スキーの長距離ジャンプの選手になったと想像してください。

 長く飛行しようと、鳥のように手をばたつかせたり

 カッコよく着地しようとカラダをよじったり

 「我」のパワーを使うと、たちまちバランスを崩して落ちてしまいます。

 自分を手放し、周りに沿うのです。

 すべての前提を解除し、大きな流れに乗ります。

 自分を手放し、こうしたいという支配欲を手放し、

 結果を出したい、認められたい、成し遂げたいという欲も一度手放して、

 あるがままを受け入れます。

 自分はこういう人だから、という思い込みや

 こうしなければならない、などの決めつけからも自由になりましょう。

 

 世界は、さまざまな要素によって成り立っています。

 あなたのジャンプが大成功でも、それはあなたの実力だけではないです。

 それと同様に、失敗しても、それはあなたのせいだけではありません。

 

 なんともならないこと、コントロールできないことのために

 魂を熱く燃やして、怒ったり、恨んだり、悲しんだりすると

 ココロは消耗してボロボロ、魂も無駄に老化してしまいます。

 そんなときには、すべてまかせて漂う、「ゼロ」の境地が有効です。

 

 そして「無」になることで、自分を守れるときもあります。

 一切の「我」を手放し、両手をだらりとたらしたあなたは

 なによりも多くのもの、多くの選択肢を持っているのです…………

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